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任意売却が行なわれるようになった歴史的事情

戦後日本経済は、高度経済成長を続けました。不動産価格は一度値上がりしたら値下がることはないという不動産神話まで生まれました。そのため、不動産価格が担保割れすることはほとんどなく、金融機関は積極的に住宅ローンの融資をしました。しかし、バブル崩壊によって40年続いた不動産神話も崩壊しました。その後のサブプライムローン問題、リーマンショックなどの世界的不況の影響で、不動産価格は大きく担保割れするようになりました。そのため大手銀行などは大量の不良債権をかかえることになります。政府はそのような大手銀行などを支援する政策を実施しました。任意売却は、その政策の一環として行なわれるようになりました。最近になって、任意売却という言葉をよく聞くようになったのにはそのような歴史的背景があります。

そのメリットと、今後の予測など

任意売却は、競売に比べてはるかにメリットの大きい制度です。具体的には、物件が市場価格に近い価格で売れること、近所に知られることなく売却できること、引っ越し費用が捻出できる場合があることなどです。競売になると、近所に知られてしまううえ、物件が市場価格よりかなり安い価格で売られてしまいます。不動産は高額なので、数百万円単位で差が生まれます。さらに競売では手元に一切資金が残せません。 任意売却は、住宅ローンを払えない債務者にとっても非常にメリットのある制度ですが、債権者である金融機関にとっても、競売よりも確実に債権が回収できるという点で、メリットの大きい制度です。そのため、今後も住宅ローンが払えなくなった場合は、競売よりも任意売却が一般的に行なわれることになると予測できます。